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べジフルサポーターのやのくにこです。
桃と言えば福島や山形などの産地が有名だが、ここ愛媛にも美味しい桃がまさに旬を迎えている。
内子町にある「ふじぶち農園」では40種類もの桃を栽培している。藤渕満博さんは40歳の時にサラリーマンを辞めて実家の果樹園を継いだ。父親の代では少品種で一度に沢山の量を市場に出荷していたが、満博さんの代で直販所を始めた。
「直売所ではお客さんのニーズで旬の時期が異なる品種をすこしずつ長く販売して行こうと思った」と言う。「気になる品種を植えていたら、どんどん増えていった」と藤渕さんは笑う。苗木は主に山形から取り寄せていると言う。近年、新しく挑戦した桃も多く、これからの時期、「川中島白桃」と「ゆうぞら」を掛け合わせた「玉うさぎ」や野池白桃の枝替わりの「紅錦香」が初めての収穫となると言う。収穫までの苦労が多い果樹栽培。「今年は花の時期にヒョウが降って受粉も悪く花がかなり傷みました。やっと実がついて来たと喜んでいると、実が青いうちにハクビシンや、タヌキ、アナグマに食べられてしまってため息が出た」と肩を落とす。それでも、後を継いでくれる息子さんやその友人、奥様と4人で力を合わせ収穫の時期が一番忙しくもあり楽しいと言う。
6月上旬に始った桃の収穫は9月下旬まで品種を変えて旬が続いていく。その時期に美味しい桃を何度も取り寄せるお客様もいると言う。こんなに沢山の品種の桃が味わえるのは珍しいかもしれない。桃の品種の食べ比べができる。そんな楽しいお取り寄せの楽しみ方もある。私の父親の実家は山形で桃や葡萄・サクランボ・ラフランス・リンゴなどの果樹園をしていた。桃の香りは懐かしい子供の頃の夏休みの思い出。走り回った山里の景色を思い出す。桃の収穫は固い時に行う。軟らかくなると木からもぎ取った時に傷物になって商品価値が無くなる。固い桃はそのまま室温に置いて軟らかくなってから食べても美味しいけれど、少し固い桃を美味しくデザートにする方法をお伝えします。今回は子供の頃に母親がよく作ってくれた桃のコンポートを使ったジュレとデザートピッザをご紹介します。夏休みに親子で作っても楽しいですよ。
材料:4個分
桃4個
コンポート液(水600cc 白ワイン200cc グラニュー糖60g)
粉寒天1g
作り方:
①桃を洗って鍋に入れコンポート液を注ぎ沸騰したら中火で10分~20分煮る。竹串ですっと通るまで軟らかくする。(コンポート液が桃の皮の色が落ちて綺麗なピンク色になる)
②鍋にコンポート液300ccと粉寒天1gを入れ2分煮る。
③一口大に切った2個分の桃を器に入れ、寒天液を流し入れ冷やし固めて完成。
*多めにコンポートは作っていますので、残った白桃のコンポートはそのまま冷やして食べたり、デザートピザにしてくださいね。
材料:2枚分
白桃のコンポート1個分 クリームチーズ100g メイプルシロップ適量
A(強力粉50g 薄力粉50g ドライイースト6g 塩小さじ1/4
砂糖小さじ1)
オリーブオイル大さじ1/2 40℃のぬるま湯50cc
作り方:
①ポリ袋にAを入れて混ぜ合わせる。
②①にオリーブオイルとぬるま湯を加えて、混ぜるようにこねる。ひとかたまりになったら、シートの上に出してこねる。
③2つに分けて麺棒で薄く直径20センチ程度に伸ばしていく。生地にクリームチーズを塗り、薄切りにした白桃を飾って、220℃に熱したオーブンで10分焼く。
④メイプルシロップをかけて完成!冷めても美味しいデザートピザです。
*メイプルシロップのかわりにかけたり、ハチミツをかけても美味しいです。