まつのベジタブルガーデン

長野県旬の甘~いとうもろこしを楽しもう

まつのベジフルサポーターレポート

みなさま、こんにちは。
長野県のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの戸谷澄子です。
とうもろこしのおいしい季節がやってきましたね。

粒がぎっしり、艶々してて、おいしそう!採りたてのとうもろこしは、とってもみずみずしくて甘くて、スイーツのよう。しかし、とうもろこしは鮮度の低下が著しい野菜で、時間とともに甘味がなくなっていきます。買ってきたら、できるだけすぐに調理することをおすすめします。
今回はとうもろこしを使ったお料理をご紹介したいと思います。

「とうもろこしのムース」

生の甘さを活かし、とうもろこしをムースにしてみました。
とうもろこしは皮を剥き、火を通さずに包丁で芯から粒だけを削ぎ落とし、ミキサーにかけ、ペースト状にします。ゼラチンと少量の牛乳と生クリーム、ひとつまみの塩を加えムース状にし、冷蔵庫で3時間ほど冷やします。前菜や、暑い日のおやつにどうぞ・・・。

「彩野菜とコーンクリームの冷製パスタ」

茹でたとうもろこしをミキサーでペースト状にし、牛乳、少量の塩を加え、冷製パスタのソースにしました。アスパラやパプリカやトマトなどの彩野菜は、あらかじめオリーブオイルと塩・コショウで炒め粗熱を取り、冷やしたパスタと合わせます。コーンクリームのソースが甘くて濃厚なので、野菜やベーコンといっしょにパスタに絡めて食べると、カルボナーラのような味わいです。

あさごはんにぴったり!
「とうもろこしとプロシュートのオープンサンド」

ペースト状にしたとうもろこしに少量の牛乳を加え、粒のとうもろこしを加え、パンにたっぷり乗せてオーブントースターで焼きます。焼けたら、リーフレタスとプロシュートを乗せ、オープンサンドに。
マヨネーズなどを使わなくても、ペースト状のコーンクリームがつなぎになって、パンに塗って、焼いて、美味しくヘルシーに食べられます。プロシュートの塩味がコーンの甘さをひきたてます。

「とうもろこしの中華スープ」

定番の、とうもろこし×玉ねぎ×玉子の中華スープ。3つの甘さが掛け合って美味しい!彩りに、赤いプチトマトも合わせてみました。

「とうもろこしごはん」

とうもろこし料理では、これも外せませんね。
とうもろこしは生のまま、包丁で粒を削ぎ落とし、塩とお酒少々と共に炊き込みます。この時、とうもろこしの芯も一緒に炊き込みます。芯は良い旨みを出します。甘くておいしく炊きあがりますよ。

「とうもろこしのかき揚げ」

おやつにも美味しいかき揚げ。これも生のまま粒を削ぎ落とし、天ぷら衣と合わせて揚げます。大葉に乗せて揚げてもキレイですよ。

さて、みなさん、とうもろこしはどんな方法で火を通していますか?
蒸かしたり、塩茹でしたり、レンジチンだったり、方法は様々だと思いますが、私はよく電子レンジで手軽に加熱しています。レンジ加熱は水分を奪われるので、とうもろこしの皮は全て剥かずに、最後のひと皮で粒を覆ったまま水にくぐらせ、ラップでしっかり包み、1本なら600Wで約4分。ふっくらと甘く、水っぽくならずに仕上がります。その後の洗いものもなくお手軽なのでおススメです。


とうもろこしには疲労回復効果のあるアスパラギン酸が含まれています。粒皮には不溶性の食物繊維が含まれ、腸内環境を整えて便秘の改善にも役立ちます。また、とうもろこしのヒゲの部分は、干して漢方にも利用されており、利尿作用がありむくみの解消に良いとされています。

【とうもろこしの選び方】
持った時にずっしりとしてみずみずしく皮の緑色が鮮やかなもの(時間と共に色があせて薄くなって黄色くなっていきます。)
ヒゲが茶色でふさふさなもの。ヒゲの色が茶色なのは完熟している証拠。ヒゲの先まで緑色なのは、まだ実が熟していないものです。また、ヒゲの数だけ粒がついているので、ふさふさなものを選ぶとよいでしょう。

【とうもろこしの保存方法】
鮮度が命のとうもろこしですが、すぐに食べられなくても、生のまま保存するよりは、一度茹でてから冷凍した方が美味しさを保つことができます。

みなさまも、旬のとうもろこしをいろんなお料理にして、楽しんで召し上がってくださいね。

長野県のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの戸谷澄子でした。

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