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東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・おかやま応援TOKYO隊の増田智子です。
梅雨真っ只中ですが、おひさまが出ると日差しも強く、子どもたちはプールも始まる時期になりました。暑くなるとやっぱり食べたくなるのはさっぱりとした冷たい麺類!
そうめんやひやむぎなどは夏の定番ですね。我が家も夏休み中のお昼ごはんによく登場します。今回は「今日から使える!野菜をたっぷり増量した彩りの良い麺メニュー」をご紹介します。
まずは、岡山牛窓のウリうりそうめん
岡山県、牛窓の売り(オススメ)である瓜を使ったそうめん。という意味で名付けました。以前に日本野菜ソムリエ協会のヤサ麺コンテストで金賞をいただいたレシピをアレンジしています。私が応援する岡山県。牛窓地域の特産品、そうめんカボチャと冬瓜を使って作ります。
「そうめんカボチャ」をご存知でしょうか?ペポカボチャの一種で、別名は「金糸瓜」
ラグビーボールのような楕円形をしていて、カットすると断面はこんな感じです。茹でるとほろほろと実がほぐれて、麺のようになります。
そうめんのようにツルツルではありませんが、シャキシャキしてほんのり甘いのが特徴です。地元では三杯酢やポン酢しょうゆ、マヨネーズなどで和えて食べることがあるそうです。私はその見た目から、本物のそうめんと同じように、一緒に食べたらどうかと考えてみました。
そして、冬瓜。(今回は岡山県産が手に入らなかったため、静岡県産を料理しています)
こちらもそうめんカボチャのように大きな楕円形をしている重量野菜です。岡山でも7~8月に出荷のピークを迎える夏の野菜ですが、皮がしっかりしていて常温で置いておいても数ヶ月持ち、冬にも食べられることからこの名がついたそうです。
冬までもつ水分たっぷりの特徴を活かして、すりおろして使います。辛くない大根おろしのイメージです。
これを中華風のつけだれにあわせます。
【つけだれの割合】
めんつゆ(3倍濃縮) 1
水 2
リンゴ酢 1
しょう油 1/3
ごま油 1/3
いりごま 少々
さっぱりしていて、そうめんにもそうめんカボチャにも合います。
付け合わせはゆでエビ、うずら卵、大葉、トマトです。
【作り方】
1.そうめんカボチャは5センチくらいの輪切りにしてわたを取り、お湯で20分ほど茹でます。ほぐれてきたら、水にとって冷まします。
2.そうめんは表示通りに茹でます。
3.冬瓜の皮をむき、すりおろします。
4.そうめん、そうめんカボチャ、具材を盛り付け、3の冬瓜と混ぜたタレを添えます。
冬瓜の皮を星型で抜いて飾りにしてみました。盛り付けも楽しんでみると、ただのそうめん料理でもおもてなしにも使えそうですね。七夕パーティーのメニューにいかがでしょうか?
続いては・・・
冷たいお出汁のしゃぶしゃぶトマトそうめん
まずは、一番始めにすることはミニトマトを洗って、冷凍保存袋に入れ冷凍しておくこと。
麺の汁を冷たくしようと氷を入れてしまうと、溶けて薄まってしまいます。冷凍ミニトマトは溶けてもお出汁を薄くしませんし、半解凍ならシャリシャリの食感、溶けたらぷちっと舌の上で潰して、そうめんの良いアクセントになります。
【材料】
そうめん
カツオと昆布の出汁
塩
スプラウト
大葉
茹でたオクラ
梅干
冷凍ミニトマト
1.しっかりとカツオと昆布でお出汁をとって、薄い塩味をつけ冷ましておきます。
2.豚肉はお湯で色が変わるまでしゃぶしゃぶし、氷水に取り、水気を抑えておきます。
3.そうめんを茹で、水で冷やして器に盛り付けます。
4.具材を盛り付け、梅干し・冷凍ミニトマトをのせ、1.のお出汁をたっぷりとかけます。
あえてお出汁は薄味にすることで、冷凍ミニトマトの酸味、梅の塩味と相まって爽やかな一皿に!お汁を最後まで飲みたくなりますよ。
プラウトや大葉はたっぷり!がオススメです。お好みでワカメ、ミョウガ、ネギもいいですね。
最後に、つけだれだけちょっと工夫して。
1.トマトたっぷり!イタリアンつけだれ(奥)
2.薬味たっぷり!豆乳&ごまだれ(手前)
両方ともベースは市販の「めんつゆ」(濃縮タイプ)なので、味付けや出汁をとって…など考えなくても大丈夫です。めんつゆに水を足すところを、代わりにトマトベースの野菜ジュースや、豆乳に変えるだけです。
こちらは、めんつゆ、野菜ジュース、角切りしたトマト、バジルを添えてオリーブオイルをたらーり。トマトの酸味に旨みもあって、そうめんなのにパスタを食べてるみたい!ブラックペッパーをひとふりしても美味しいです。
そして、こちらはめんつゆ、豆乳に、角切りした長芋、きゅうり、大葉に小口ネギ。すりごまをパラリ。最初はシンプルに食べて、少しずつ薬味を加えて変化を楽しむのも飽きなくていいですよ。ちょっとわさびもおススメです。
そうめんを茹でる時に若芽ひじき(おかひじき)も一緒にさっと茹でました。そうめんとほぼ同じ、1分ちょっとでお湯から上げて冷水で冷まします。
同じ手間で彩りと栄養価アップ!若芽ひじきもつけだれと合います。ぜひお試しくださいね。
野菜の彩りや美味しさは、そうめんだけでなく、冷麦、冷たいうどんや蕎麦、パスタ…様々な麺類にも合わせやすそうです。夏の間いろいろなメニューにチャレンジし、しっかり食べて夏バテ知らず!元気に過ごしたいですね!
東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・おかやま応援TOKYO隊の増田智子でした。