まつのベジタブルガーデン

東京都作って楽しい!飾ってきれい!癒しのベジフルハーバリウム

まつのベジフルサポーターレポート

東京都まつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの増田智子です。

皆さまは「ハーバリウム」はご存じでしょうか?

「ハーバリウム」とは、「植物標本」という意味だそうです。乾燥した植物をガラス瓶に入れ、専用のオイルを注いで鑑賞目的に作ります。先日、野菜ソムリエプロでハーバリウムインストラクターの佐藤圭一さんが開催された講座に参加させていただきました。

「野菜ソムリエプロによるフルーツハーバリウム講座」

(右から講師の佐藤圭一さん、講座運営の玉利沙織さん、左が私・増田です)

ハーバリウム、聞いたことはあったのですが実物を見るのも作るのも初めてです。最近ではインテリアアクセサリーとして大変人気があり、ブームとなっています。まずは講師の佐藤圭一さんからお話を伺いました。

佐藤さんは果樹園でのツアーガイド講師をされた際、フルーツハーバリウムと出会い、その作る楽しさからすっかり魅力にはまってしまったそうです。そしてご自身の野菜ソムリエとしての活動の幅を広げ、一般生活者に果物の魅力を伝える一助になればという想いから本格的に習いハーバリウムインストラクターの資格も取られました。

ドライフラワーを入れて作るだけでも十分美しいのに、ドライフルーツも入れて作る!これは新しい楽しみ方ですよね!私も野菜ソムリエとして興味深いです。

まずはたくさんのドライフラワーの中から、どの組み合わせにしようか考えます。つい欲張ってしまうのですが、いろいろと入れすぎてしまうと、雑然とした出来上がりになってしまうとのこと。一緒に参加した小学生の娘は、迷いがなく、どんどん自分が使ってみたい花を選んでいました。私はとっても悩む方…ドライフルーツもありました。青りんご、赤リンゴ、オレンジ。果物の形も色も可愛くてたくさん入れたくなってしまいます。

長いピンセットで透明なガラス瓶に詰めていきます。四角い瓶だったので、どの角度から見ても可愛い!と思えるように工夫してみました。しかし作り込みすぎた感じがして途中で抜いてみたり…何度も瓶から出してやり直しをしてしまいました。周りを見渡すと皆さんも集中して取り組んでいます。時間が過ぎるのがあっという間と思えるほどでした。

いよいよハーバリウムオイルを注いでいきます。コツは瓶を斜め45度に傾けてそーっと注ぐこと。専用のオイルはミネラルオイルのため、可燃性が高く、火気厳禁。取り扱いには注意が必要です。直射日光を避けて保存すれば、変色退色せずに2年くらいは日持ちするそうです。最初は泡が出てくるので、なくなるまで待って、蓋をしめます。

わあ!出来上がりです!!
娘も思いのほか楽しかったようでしばらく眺めていました。

作り方は一通り教わりましたが、出来栄えはやはりセンスによるものが大きいとのこと。上手に作るためにポイントとなるコツをいくつか教えていただきました。

・ドライフルーツは沈んでしまったり、浮いてしまっているのも綺麗ではないので、沈まないように、浮かないように入れることが大事。そのためには、かすみ草のような膨らんでボリュームのあるドライフラワーを下に入れて、ドライフルーツの上にも浮かないよう花を入れるのがポイントだそう。

・ドライフラワーでも、プリザーブドフラワーは特に透き通って綺麗なので、取り入れてみるといい。
バラなどは1輪が大きいので、ばらして真ん中に浮かせるようにしてみると美しくなります。

・ハーバリウムのオイルは高額だが、やはり透明感があって美しい仕上がりになるので専用のものをおすすめ。

最後に参加者全員の作品を並べて記念撮影。

壮観ですね!作る人によって無限の可能性があり、作る楽しみ、飾る楽しみもある!新しい形だなと思いました。

保存の際の注意点は
・小さなお子さんの手の届かないところに飾ること。
・直射日光が当たるところに飾っておくと退色や変色をしてしまうので、気を付けること。
・破棄する際は家庭用の食用油と同じように処分すること。

など、主催の佐藤さんからご注意がありました。

出来立ての美しさと数日経ったものの差も見どころです。オイルが浸透してきて透明感が加わり、また美しいのです。彩りが豊かでいつまでも眺めていても見飽きない美しさですね。

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家に帰り、早速また作りたくなってしまった私と娘。今度は乾燥フルーツ&ベジタブルたっぷりで作ってしまいました!!


我が家にある秘密兵器を使って挑戦!(以前にもご紹介しました。こちらの記事↓もご参照ください)

自家製の乾燥ベジフルで作る「ベジフルマンディアン」

瓶に入れるときのことも考えてカット面もも考えながら。

キウイフルーツ、パイナップル、ミニトマト、パプリカ、ブロッコリー、野菜は特に鮮やかな色も多いので、どんな結果になるか楽しみです。

フルーツも赤リンゴ、青りんご、みかん、ピオーネなどいろいろな形で乾燥してみました。みかんやキウイフルーツの断面を見せたくて、広口の空き瓶を使いました。広さがあるので、縦型の瓶より詰めるのが難しいです。またまた、何度もやり直しながら、出来上がりました。
乾燥ベジフル多めで、アクセントにドライフラワーを入れたもの。
ハーバリウムオイルが入ると、瓶の端まで透明になって美しいです。こちらも、4面どの面から見ても違う景色で違う野菜が見られるように工夫してみました。

全部乾燥ベジフルで。乾燥ベジフルのみの瓶は入れすぎですね。講座で習って作ったものはオイルを注いだらピタッと固まったように動きづらかったのですが、我が家で作ったものは中で花や野菜が動いてしまいました。これも個性というのか、失敗というのか・・・。

佐藤先生に確認したら、瓶の形が原因とのこと。ジャムの空き瓶などで自己流で作ったのでは、いい作品を作るのは難しいようです。簡単に見えて、なかなかに奥が深いハーバリウム。私ももっと学んでみたくなりました。

素材の組み合わせによって色とりどり作品を作ることができ、大変人気があって、最近は手芸店でも専用のコーナーが作られるようになっていました。野菜ソムリエとしてはぜひ!乾燥ベジフルも取り入れて、野菜や果物を身近に感じ、癒され、親しんでいただけたらいいなと思います。

以上、東京都のまつのベジフルサポーター増田智子でした!

 

 

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