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埼玉県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの柴田妙子です。
『白玉の歯にしみ通る秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり』と詠んだのは、若山牧水…お酒をじっくり嗜むと言えばやはり秋でしょうか。お酒とひと口に言っても日本酒、洋酒、焼酎など好みは人さまざまですが、お酒をさらに楽しむにはお供も大切な役目を果たします。今回は秋を味わう10品をご紹介します。
1.柿と合鴨スモークのカルパッチョ、スダチの香り
【材料】2人分
柿(甘柿/早秋) 1/2個
合鴨スモーク 50〜60g
スダチ 1/2個
【作り方】
(1) 柿は皮をむき2〜3ミリの薄切り。合鴨スモークも同様に切っておきます。お皿に並べ、スダチを搾りかけて出来上がり。
柿の甘みと合鴨のスモーク風味、スダチの香りが相まって、何とも言えないコンビネーションが生まれました。白の辛口ワインでいかがでしょう。
2.銀杏と青かびチーズの小プレート
【材料】2人分
銀杏 14個
青かびチーズ 20g
【作り方】
(1) 銀杏は殻、甘皮を剥き(電子レンジ加熱可)4個を残して軽く揚げます。
(2) プレートに銀杏と青かびチーズを盛って完成(青かびチーズが苦手な方は、ナチュラルチーズでOK!)
軽く揚げた銀杏と青かびチーズ(ゴルゴンゾーラ)のパンチが、日本酒にもワインにもよく合います。ワインは赤でも白でもお好みで…焼酎だっていけますよ!
3.里芋の三色団子
【材料】2人分
里芋(新潟県産/砂里芋)
ピーナツ味噌 少々
明太子 少々
マヨネーズ 少々
青のり 少々
塩 少々
【作り方】
(1) 里芋は蒸して、柔らかくなるまで火を通しておきます。
(2) ピーナツ味噌はピーナツを細かく砕き甘辛味噌で和えます、明太子は少々のマヨネーズでのばし、青のりは塩少々を混ぜておきます。
(3) 皮をむいた里芋に(2)をのせれば出来上がり。
里芋に三種類のたれをのせました。手作りピーナツ味噌、明太だれ、青のり塩のバリエーションが楽しい里芋三兄弟?日本酒向きです。
4.なめことナスのおろし和え、カボス風味
【材料】2人分
ジャンボなめこ 100g
ナス 1/2個
大根おろし 100g
万能ネギ 1本
ポン酢 小1
しょうゆ 少々
カボス 1/2個
サラダ油 小1
【作り方】
(1) なめこはほぐしナスは小口に切って、軽く炒めておきます。
(2) 大根おろしは水分を半分ほど絞り(1)と混ぜ合わせ、細かく切った万能ネギ、調味料、カボスを加えます。
なめことナスは軽く揚げ、大根おろしで和えました。カボスの風味となめこの食感がたまりません。万能ネギの香りも一役かってます。
5.栗とチーズの肉巻き、ハチミツ添え
【材料】2人分
むき茹で栗 4個
豚肉生姜焼用 4枚
ナチュラルチーズ 20g
塩コショウ 少々
卵 1/2個
小麦粉 大2
パン粉 大4
揚げ油 適宜
【作り方】
(1) ゆで栗と4等分にカットしたチーズを塩コショウした豚肉できっちり包み、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけフライにします。
(2) あら熱が取れたら半分に切り、お好みでハチミツを少々かけて召し上がれ!ハチミツが苦手な方はお好みで塩、しょうゆ、ソースでも…
栗とチーズを豚肉で巻いてフライ仕立てに。栗の甘みとチーズのコクが相性抜群!ハチミツをちょっとかけて召し上がれ。クワトロピザ感がサプライズな美味しさです。やはり白の辛口ワインかな?
6.イカとゴボウのピリ辛炒め
【材料】2人分
モンゴウイカ(冷凍) 100g
ゴボウ 1/4本
オリーブ油 大1
酒/砂糖/みりん/しょうゆ 各小1
カレーパウダー 少々
ゴマ 少々
【作り方】2人分
(1) ゴボウはよく洗い3〜4センチほどの太めの千切りにし、さっと湯がいておきます。
(2) モンゴウイカは解凍し1.5センチ幅に切って、水分をよく拭き取って片栗粉をまぶしておきます。
(3) フライパンにオリーブ油を中火で熱し、イカをさっと炒めていったん取り出し、ゴボウを炒めてからイカを戻します。調味料、カレーパウダーを最後に絡ませて出来上がりです。
イカとゴボウのコラボレーション¡ ピリ辛が次の一口を誘います。焼酎にも日本酒にもよく合い甘辛でピリ辛、ご飯にも箸が止まらない美味しさです。
7.本シメジと銀杏のピンチョス風
【材料】2人分
本しめじ(大黒本しめじ) 6本
銀杏 12個
バター 小1
塩 少々
【作り方】
(1) 銀杏は殻を取り塩ゆでして甘皮をむいておきます。(電子レンジ加熱可)
(2) 本しめじは倒れないように柄の下部を平らにカット。バターで軽く炒め塩を振ります。火を通しすぎると柔らかくなりすぎるので注意。
(3) 銀杏を楊枝に刺してから、シメジに刺して立てます。
大きなシメジをバター味に炒め、銀杏を頭にチョコンとのせてピンチョス風に…。銀杏は軽く塩を振りました。焼酎にも、日本酒にも、白ワインにも合います。
8.栗入り焼売ケール巻き
【材料】2人分
豚挽肉 50g
玉ネギ 1/2個
干しシイタケ 2枚
ゆで栗 2個
カリーノケール 2〜3枚
塩コショウ 適宜
片栗粉 少々
サラダ油 少々
餃子の皮 6〜8枚
【作り方】
(1) 玉ネギはみじん切り、サラダ油で透き通るまで炒め、干しシイタケは戻してみじん切り、栗は大きめに砕いておきます。
(2) 豚挽肉と(1)を混ぜ、一口大にまとめ片栗粉を軽くまぶしてケールを巻き、外側を餃子の皮で包んで10分ほど蒸します。
シューマイの具に栗を砕いて混ぜ込み、湯通ししたケールを巻いて外側に餃子の皮を巻きました。栗の甘みがほんのり…お酒だけでなくごはんのおかずにも合う一品です。
9.スライスゴボウのから揚げ
【材料】2人分
ゴボウ 1/2本
サラダ油 適宜
塩 少々
【作り方】
(1) ゴボウは長いままピーラーでスライスして、1日干します。
(2) 乾いたゴボウをサラダ油でから揚げにし、塩を振って出来上がり・
(油に入れたら瞬間的に揚がります。焦げ安いので注意。)
ゴボウを長いままスライス、一日天日干ししたゴボウカラリと揚げ、軽く塩を振りました。突き出し用にはもってこい!焼酎にも日本酒にも合います。
10.栗の渋皮煮
【材料】1キロ分
栗 1キロ
砂糖 800グラム
重曹 小3
ハチミツ 大2
ブランデー 大1
【作り方】
(1) ボウルに熱湯を入れ栗を浸して、20〜30分おきます。
(2) 栗を取り出し鬼皮を剥きます。底の硬い部分から剥くと上の皮も剥きやすくなります。
(3) (2)を軽く洗い、鍋に栗を入れひたひたになるくらいの水に、重曹小1を加え、沸騰したらアクを取りながら10分茹でます。
(4) 鍋に流水を加えながら、水を取り替えます。浮き上がった小さい渋皮は取り除き、再度水と重曹を加えて茹でます。アクの強い濃い茹で汁が出ますから、同じ作業を2回繰り返します。
(5) 最後に水だけで5分ほど茹でます。水を捨て、新たにひたひたの水に砂糖を加え、落としぶたをして約20分、最後にハチミツを加え、火を止めてからブランデーを加えて香りを立てます。
定番の渋皮煮ですが、ブランデーと合うのをご存じでしたか?仕上げのブランデーが香り、栗の風味が広がります。秋の夜長にゆっくりと召し上がれ。
埼玉県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの柴田妙子でした。