皆様　こんにちは
秋田県のうまいもん
まつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
アスリートフードマイスター
最上　美貴子です。

今回ご紹介するのは、秋田県の羽後町で栽培されている「ふくたち」です。

ご存じの方…いらっしゃったら、かなりの秋田通ですね。秋田県南部でしか栽培されていない為大変珍しく、幻の野菜とも…県内でも徐々に認知され始め最近大注目の逸品です。さて…訪れた羽後町はこんなところです。

山並みに囲まれた広大な大地。お天気に恵まれて、青空に白い雲がポッカリと浮かんでいます。ＪＡうごの佐藤さんのご案内で、新成園芸組合の組合長さんの畑にお邪魔しました。

ＪＡうご新成園芸組合で栽培されているのは14名の方々。2014年の夏に「ひばり野ふくたち」という名前で商標登録をして県内に出荷しています。このふくたちという名前、品種名ではありません。皆さんがご存じの野菜と同じ種からできる野菜なのです。通常、夏に播種して冬に収穫するものを、秋に播種してハウスで育て、越冬させて3月に旬を迎えます。実は…白菜の種から育てたものです。

雪が降る時期に、種を残そうと中にできた花芽が春先に茎を伸ばし始める「とう立ち」の状態になった時に収穫します。

この時期のふくたちは甘みが強く、シャキシャキした歯ごたえ。おひたし、和え物がオススメだそうです。
とう立ちした花芽の部分を収穫すると、刈り取った部分から脇芽が出てきます。

写真の中心部にカワイイ脇芽が２つ。生長してくると・・・

次は、この花芽を収穫します。旬は３～4月と短く、期間限定の美味しさです。

美味しさの目安はパッケージに。

「ふくたちの真実」「これぞ、とう立ち」ここ一番の旬の時期に貼られるステッカーです。

おいしいのはこの部分

茎の元のところが…甘いっ。ハウスで採れたてをいただいたら、シャッキシャキで、甘さが口の中にジュワっと。新鮮なものは生食で食べたい…という事で…いただいたふくたちをまずはサラダで。

ツナと一緒に胡麻マヨネーズで、サッと和えてみました。そして、オススメと伺ったおひたしと和え物は…粒エゴマを添えたおひたし

塩とエゴマ油で和えたナムルは、ビビンバ丼にしていただきました。

ふくたちの美味しさを味わうには、シンプルな食べ方が一番です。優しい甘さとシャキシャキ食感を堪能。寒い冬の恩恵を受けてこそ、この時期の美味しさに。秋田の春を告げる野菜です。ふくたちについてはＪＡうごのＨＰでも紹介されています。
http://www.ja-ugo.jp/

今回ご案内いただいた佐藤さんが自主制作した動画「特集ふくたち追跡ドキュメント」も見ることができますので是非。今回は幻の野菜「ふくたち」をご紹介しました

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