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みなさま、こんにちは。
埼玉県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
スミフル認定バナナソムリエの藤田光樹です。
みなさん、8月9日は「パクチーの日」というのをご存知ですか?
「パ(8)ク(9)」のごろ合わせで、日本パクチー協会が制定したそう。
そういえばそうだなぁ、と思わずクスッと笑ってしまいますね。
パクチーはたくさん呼び名があり、「コリアンダー」は英語、「香菜(シャンツァイ)」は中国語、「パクチー」はタイ語です。
いろんな呼び方をされてきましたが、最近ではお店でパクチーと表示されることが多くなってきました。また、パクチー好きの人を「パクチスト」と呼びますね。パクチーという名称が一般的になってきたのかなと感じています。
今回は、パクチーの日にちなんで、手軽に楽しむ乾燥パクチーについてご紹介したいと思います。
さて、パクチーの日があると、それにあやかって、パクチーフェアとかしたいものですが、そううまくはいかないもので、パクチー、夏は品薄なんです。露地栽培でおいしいのは、春~初夏にかけて。
夏は、長野など涼しい産地で栽培していますが、配送中に傷んでしまうこともあり、農家さんや業者さんも苦労しながらお店まで運んできます。そのため、今の季節にフレッシュなパクチーは手に入りにくいことも。
でも、最近はパクチーブームのおかげで「乾燥パクチー」も出てきました。
値段もフレッシュのものよりお手頃。
利用する側からしたら、手に入りにくい夏にぜひ活用したいですし、生産者さんからしたら、輸送中にロスが多くなるより、乾燥にして、よりたくさん使えるようにできるので、もっと「乾燥パクチー」が広まればいいなぁと思います。
そんな乾燥パクチー、あたたかいものには、そのままトッピング、冷たいサラダなどには、お湯で戻して使います。
戻すと2倍ぐらいになるでしょうか。
フレッシュより香りは少なめですが、それでも「あ!パクチー」と楽しむのに十分なくらいです。乾燥の状態がわりと細かいので、お湯を切るときは、目の細かい茶こしなどを使うのがおススメです。パクチーは家族全員好き、というご家庭は少ないかと思います。自分の分だけ味わえる、という点で、乾燥パクチーはとにかく便利!
我が家ももちろん、パクチー好きは私だけなので、
「乾燥パクチーを自分の取り分けたお料理にトッピングする」
ということで、利用してみました。
ラーメンや生春巻きはもちろん、カレーに戻した乾燥パクチーをトッピングするだけでもおいしいです。
その他にも、戻した乾燥パクチーを刻んで、塩と混ぜ合わせて。
天ぷらや焼いたお肉に合わせたら、おいしかったです。
意外だったのが、そうめんの薬味に戻した乾燥パクチー!
この季節になるとよく食べるそうめんや冷たいうどん。普通のめんつゆでしたが、意外と合うのでおいしかったです!私は、写真よりたくさん、乾燥パクチーを入れました。
乾燥パクチーは、トッピングするだけなのですが、お料理になじみやすく、日持ちもするので、使い勝手もよく、今度はどんなお料理のトッピングに使おうかな、とワクワク感もあって、2倍楽しめます。
またアメリカ化学会の研究によると、パクチーには、重金属の吸着に理想的な造りの細胞壁があることから、体内に蓄積されている水銀やアルミニウムなどの重金属を細胞から遊離させるデトックス効果が注目されているほか、βカロテンが豊富に含まれていることから、抗酸化作用なども期待できるので、手軽に取り入れられる、乾燥パクチーはいいですね。
すばらしい効能が期待できるパクチーが、「奇跡のハーブ」と呼ばれるのも納得です。
以前、株式会社大祐の大木健二会長の「大木健二の洋菜ものがたり」という本で、
- 大木会長が昔、ロサンゼルスの青果市場を訪れたとき、「肌の黄色い人種で、シャンツァイを食べないのは日本人だけ」と皮肉られ、ギクリとした
というのを読んだことがあります。
古代エジプトから、ヨーロッパ、中国、南米へと広がり、世界中から受け入れられたパクチー。
日本ではなかなか普及しなかったのに今ではこんなに人気者になったんだなぁと、なんだかしみじみ思いました。
みなさんも、乾燥パクチーを見かけたら試してみてくださいね。
埼玉県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
スミフル認定バナナソムリエ
藤田光樹でした。
※ 参考「大木健二の洋菜ものがたり」(有限会社 日本デシマル)