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フルーツ王国・山梨からお送りする果物情報、今回は…サクランボですよ〜!
先日、山梨県甲州市塩山牛奥地区の【竜太園】に行ってきました!
http://www.ryuta-en.com/
真っ赤な宝石のようなサクランボがたくさん実っている様子に大興奮!
それでは、どんな品種を味わってきたかご紹介させていただきますね。
【紅さやか】
日本生まれのサクランボですが、ブラックチェリーのように紫黒色に色づく珍しい品種。この色合いからおわかりでしょうが、ポリフェノールがたっぷり!熟してきて果皮に皺が寄ってくると、まるでチョコレートのような甘みになりますよ。ドライプルーンのような味わいへと変化していたことに驚きでした!
【夕紅錦(ゆうこうにしき)】
佐藤錦 × ナポレオン。粒はかなり小さめの品種ですが、さっぱりした甘みに適度な酸味も加わり、すっきりした味わいが印象的でした。
【佐藤錦】
私がご説明するまでもないサクランボの代表的な品種ですね。甲州市周辺では、他産地と比べると色づきが薄いそうですが、こう見えて甘みは十分!ジューシーな果肉を堪能しました。
【絢(じゅん)のひとみ】
初めて耳にした品種名でしたが、こちらも佐藤錦 × ナポレオン。同じ品種を交配しても違った味わいのサクランボが生まれるのが、非常に興味深いですね。果皮のしっかりした食感が特徴的で、独特の香りがありました。
【紅佐藤】
佐藤錦系の品種ですが、色づきやすく、熟すと真っ赤になるため、名前に【紅】がついているのですね。実の中央に1本線があるのが特徴で(縫合線)、とても甘みが強く、はっきりした味わい。
【八興錦(はっこうにしき)】
佐藤錦 × ジャボレー。山形県で平成3年に登録された品種で、ご覧のように、真っ赤に色づきます。酸味は少なめで、糖度が高く、果肉の柔らかさが心地良い。
【紅真珠】
こちらも佐藤錦系の品種なので、ご覧の通り、見た目は佐藤錦そのもの。でも、果皮がより赤く色づき、果肉は柔らかくてジューシー、甘みが強く、ほどよい酸味もある品種です。
【ナポレオン】
ヨーロッパでは古くから栽培されていて、日本でも明治期には導入されたという品種。近年では、他品種の受粉樹としての役割が大きく、サクランボ栽培には欠かせない存在ですね。早採りだったため、酸味が際立っていましたが、ナポレオン独特の風味を楽しませていただきました。
【紅秀峰】
実が大きくて、綺麗に色づく紅秀峰。締まった果肉は食感も良く、しっかりと甘みがのっていて、ほどよい酸味が調和しています。日持ちが良いので、お土産に最適の品種ですね。
【高砂】
明治期にアメリカから導入された品種で、日本名で「高砂」と名付けられたそう。早生種の代表格ですが、シーズン後半になってもたくさん実っていました。小粒ですが、果肉が締まっていて、独特の甘酸っぱさは、私も大好きです!
【寿錦(いわいにしき)】
山梨県内ではここでしか栽培されていないという貴重な品種【寿錦(いわいにしき)】栽培が難しいそうで、幻のサクランボと呼ばれることも!?その年の気候によっては、全く実をつけない年もあるそうです。でも、今年は当たり年のようで、30個限定で味わうことができました!果肉のジューシー感はダントツで、甘みが強く、香りも濃厚。こんなサクランボがあったのか…!!新たな発見でした。
こうして贅沢にも11品種を食べ比べてきました。サクランボって、見た目はそれほど大きな違いがないのに、実際に味わってみると、それぞれとても個性がありますね。同じ佐藤錦でも、木によって味わいが異なるし、熟度によっても大きく違いますよね。でも、やっぱり最終的には「サクランボはどれも可愛くて美味しい!」という結論に(笑)
山梨県内でも南アルプス市や甲州市では今シーズンは終了してしまいましたが、私が住む北杜市は標高が高いため、7月下旬までサクランボ狩りができます。今しか食べられないフレッシュな味わい、めいっぱい堪能しておきたいですね!