まつのベジタブルガーデン

栃木県今が旬!大平の『元気ニラ』

まつのベジフルサポーターレポート

みなさん、こんにちは。栃木県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ケトジェニックダイエットアドバイザー勉強中の黄千純(ふぁんちょんすん)です。

今日は今が旬!の大平の「元気ニラ」をご紹介致します。この度はJA下野の小林隆芳さんに素晴らしいニラ農家さんをご紹介頂きました。

ご覧ください。こちらの少し小さなビニールハウスに、整然と並んだニラが元気に生長しています。なぜ、ハウスを大きくしないのか聞いてみたところ、とことん栽培にこだわって大きくて元気なニラを育てたいから、温度管理をしやすいようにビニールハウスを小さめにしているとのことでした。柏倉康則、由香さん御夫婦のお二人で徹底した管理、最高のニラを作るためにこれ以上ハウスの大きさを大きくしないとのことです。大量生産ではなく、品質にこだわり、青々として葉肉がしっかりした甘みのあって食べ応えのあるニラを作ることに集中されているのです。

三越などの都内の高級デパートで販売される栃木県大平の『元気ニラ』。栽培はもちろん、収穫から出荷までの一連の流れがとてもスマートで、徹底した管理で鮮度を保っています。ニラを収穫したら、まずは1本1本、鮮度の確認です。エアーで土を飛ばしながら傷んでいる部分を取り除きます。
そのあと、さらに目視で傷みがないか、よれた弱い葉がないか確認します。こちらは慣れた作業に見えるかもしれませんが、素人にはまったく区別のつかないもので、意外にも大変な作業です。


1束約100g程度の束に分けて長さを整えていきます。実はこの時に根の部分は少し切り落とされています。

今回この根の部分を頂き自宅に帰って食べてみました。葉の部分よりも甘く、水分を多く含むため、すごくジューシーで驚きました。この部分を消費者である私たちが食べられないのはもったいないなと思いましたが、より良い状態で提供したいという想いがあっての工程とのことです。

このあと直ぐ近くにあるニラのパッキングするセンターに運びます。東日本では唯一のセンターです。温度3度の冷蔵庫に入れて一気に冷やします。ニラは5度で眠るので、眠らせることで鮮度を保つことができ、ここで管理を一元化することでクオリティの高い商品ができます。

冷やしたニラを一気にパッキングして、段ボールに詰めます。こうして元気ニラは大田市場をはじめとする大きな市場3ヶ所に運ばれ、取り引きされます。

さて、今が旬のニラの栄養素とは?

(1)にんにくにも似た臭いのもとは硫化アリル(アリシン)という物質。この硫化アリルはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があると言われています。
(2)また、アリシンは免疫力を高める効果も期待されます。血液をサラサラにしてくれるので、血行促進や動脈硬化によく、血栓の予防にも効果的。
(3)ビタミンAを多く含むため、視力維持や皮膚、粘膜の健康に役立つそうです。
(4)抗酸化作用のあるビタミンEも含まれます。不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防にも役立ちます。
(5)100gあたり2.7gの豊富な食物繊維は便秘解消にも効き目があります。

食べ方としては、ビタミンB1の吸収を助けるという特徴があるため、味噌が隠し味の豚挽肉とニラのハンバーグを作ってみました。

豆板醤香るニラともやしのナムル

万能ニラ醤油;細かく切ったニラにごま油、唐辛子、醤油を加えたもの。暑い日が続きますので、冷奴なんかにかけて食べると絶品です。

包丁で切っている時にサクサクっと良い音がする元気ニラ。名前の通り、食べることで元気になれます!大平の『元気ニラ』、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

栃木県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ケトジェニックダイエットアドバイザー勉強中の黄千純(ふぁんちょんすん)でした。

栃木県の記事