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皆さま こんにちは!
富山県のまつのベジフルサポーター
野菜皆ソムリエ
ジュニア食育マイスター
明野 依里佳(あけのえりか)です。
今日は、富山の伝統野菜『大和(やまと)』という品種のサトイモをご紹介いたします。
富山県では、南砺市と上市町がサトイモの産地で有名です。そして、富山で多く作られている品種が『大和』という品種で、こちらは富山の伝統野菜です!『大和』の特徴は、粘りともに甘味が強いのですが、南砺市も上市町もサトイモを栽培するのに適した地域で、どちらのサトイモもとても美味しいんです。
美味しいサトイモの秘密☆南砺市は、用水が豊富なことに加え、水はけも良い土壌であること!です。上市町は、水はけが良く、有機物を多く含んだ「黒ぼく土」という土壌であるということ!です。粘り・甘味が強く美味しいサトイモができるのは、それぞれの地域の土壌に秘密があるのです!
今回は上市町のサトイモ産地広野地区にあります、『里山の駅 つるぎの味蔵』さんにお邪魔しました。こちらには上市町で栽培されたサトイモが多く販売されています。
上市町は剣岳の麓にあり、こちらで生産されたサトイモは「つるぎ里芋」というブランド名がついています。
富山で、サトイモを使った料理といえば…
サトイモとイカの煮物です。お醤油で味つけされた、この煮物…しみたサトイモが美味しいです!
また、南砺市の郷土料理「いもがい餅」!
こちらは、米・もち米と一緒にサトイモを炊いて、ごはん粒を半分だけ残して潰し、あんこやきな粉で包んだものです。サトイモが入っている「おはぎ」のようなものです。
サトイモを入れたおはぎは、私自身、今回初挑戦です(笑)サトイモが入っているせいか、モチモチしていて、あっさりとした味わいでした。
こちらは、サトイモとタマネギでポタージュにしました!
こちらは、八ツ頭という品種の葉柄を使った、「赤ずいきの酢の物」です。今回お邪魔した、味蔵さんで販売されていました。この料理も、富山ではよく知られています!
~ねっとり☆さといもサラダ~
材料 (2人分)
サトイモ ・・・ 300g
ニンジン ・・・ 2cm
キュウリ ・・・ 1/2本
ハム ・・・ 2枚
マカロニ ・・・ 30g
マヨネーズ ・・・ 大さじ3~4
塩・コショウ ・・・ 適量
作り方
1.サトイモは皮つきのまま、よく洗って、水から茹でる。竹串で刺して、スーッと刺せたらザルにあけ、水気をきる。熱いうちに皮をむき、フォークなどで潰す。
2.ハムは色紙切りにする。ニンジンもハム位の大きさに切って、塩茹でする。キュウリは薄切りにし、塩でもむ。マカロニは規定通りの時間で茹でる。
3.1と2をボウルに入れ、マヨネーズを加えて混ぜ、塩・コショウで味を調える。
~さといもと豚肉のみそ生姜炒め~
材料 (2人分)
サトイモ ・・・ 150g
豚もも肉 ・・・ 150g
絹さや ・・・ 3~4本
生姜 ・・・ ひとかけ
味噌、みりん、砂糖・・・各小さじ2
作り方
1.サトイモは皮つきのまま、よく洗い水から茹でる。沸騰後10分(中火)茹でる。ザルにあけ、水気をきり、熱いうちに皮をむき、半分に切る。
2.絹さやは、サッと塩茹でし、斜め半分に切る。
3.豚肉は食べやすい大きさに切る。
4.フライパンに適量のサラダ油を敷き、豚肉を炒める。
5.味噌・みりん・砂糖の調味料を混ぜ合わせ、4.に入れて炒め合わせる。サトイモも入れて、サッと炒める。
6.5を器に盛り、絹さやを散らす。
ごはんが進みますよ!
最後に…味蔵さんで見つけた縁起物☆
親・子・孫芋がつながる「三世代里芋」!飾ってから、料理にされるそうです!
今回、上市町のサトイモをご紹介しましたが、富山県には上市町と南砺市の二つのサトイモ産地があります。どちらも栽培の歴史は長く、サトイモを使った郷土料理もとても魅力的です。近年、南砺市では「里芋コロッケ」が開発され、こちらも郷土料理となりつつあります。富山にお越しの際は、ぜひいろんなサトイモ料理もお楽しみくださいね。
富山県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニア食育マイスター
明野 依里佳でした。