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大阪府のベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子です。
夏野菜のイメージがあるトマト。でも、味がのって一番おいしい時期のトマトって、3月頃だと農家さんも市場の方々も口を揃えておっしゃいます。今回は酸味と甘味にこだわって作られている、プレミアムなトマトをご紹介させて頂きます。なんとピークは糖度13度超え。
日本人の好きな野菜第1位は、7年連続でトマトという結果が種苗会社・雑誌社などのアンケート調査結果で出ています。ただ、不思議なことに嫌いな野菜の第3位にもトマトがあがっており、両方に名前の挙がる好き嫌いのわかれる野菜ともいえます。
世界的に見て日本のトマトは特に甘味が強いようです。海外では煮たり焼いたり熱を加えて、甘味や旨味を引き出し、主にスープやソースの材料として使用されるトマト。
日本ではどちらかといえば生で食べることが多く、子供たちにも好まれる甘いトマトがここ10年で主流になってきたようです。けれど、ただ甘いだけでは飽きが来てしまう。本当に美味しいトマトとは言い切れないのではないか?そこに目を向け、酸味と甘味と旨味に拘った、どこか昔懐かしい味のトマトを作ってらっしゃるのが、取材させて頂いたアーバンファームASAOKAさんのトマトです。
ハウスの中で真っ赤に色づいたトマト達が鈴なりになっています。
ベースグリーンと呼ばれるトマトのヘタに近い上部分の濃いグリーンは美味しいトマトになる証拠。なんと一番美味しいこの時期、ピークには糖度が13度を超えていました。
甘いといわれるイチゴの糖度が10度前後ですから、トマトでこの糖度は驚きです。しかもただ甘いだけではなく、昔懐かしい酸味もしっかりあり、いくつ食べても飽きがこないプレミアムトマト。品種はフルティカ。大玉トマトとプチトマトの中間の大きさのミディトマトです。30グラム~60グラムで、ピンポン玉くらいの大きさでミニトマトより食べ応えがありながらも、一口でも食べられる人気のある品種。
ハウスの長さは約60メートルあり、元気に枝を伸ばしている苗には黄色い可愛い花がたくさん咲いています。収穫の最盛期は5月だそうです。
「人間の味覚が相手だから難しい」と浅岡さんはおっしゃいます。美味しいトマトに拘れば拘るほど、悩みや迷いも多くなると。何も気にせず、技術者であり続けられれば、それほど幸せなことはない。
「モノづくりの理想と現実」
どんな分野にもある永遠のテーマですね。農業を次世代に継承していく上でも、とっても重要なテーマだと思います。そして「日本人が持つ技術や感性をもっと大事にしませんか?」ともおっしゃっていました。そんな拘りと信念をもって、トマト作りに向き合っていらっしゃるアーバンファームASAOKAさんでは、今年度から新しく2品種のトマトを増やされました!
木の香りが赤いトマトの木と違って、とってもあまぁーい癒しの香りのチェリーゴールド。
黒に近い濃い色のトスカーナ。
こちらの両品種にも期待が高まります。
http://www.urbanfarm-asaoka.com/
トマトに含まれる赤色の色素リコピンはカロテノイドの一種で抗酸化力が強いことが特徴。抗酸化力によって期待できる効果としては
- 血糖値の低下
- 動脈硬化の予防
- 美肌効果
- がん予防
などがあげられます。普段の食事にトマトをプラスすることで、嬉しい効果が期待できそうです。ミネストローネなどのスープも他の野菜までたくさん取れていいですね!
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ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子でした。