まつのベジタブルガーデン

山梨県身延町の「あけぼの大豆」で味噌造り

まつのベジフルサポーターレポート

こんにちは。
山梨県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ・パンアドバイザーの村上由実です。

今回は山梨県の身延町で栽培されている「あけぼの大豆」をご紹介します。

身延町曙地区で栽培されているあけぼの大豆は、明治時代に関西から導入されたと言われています。

豊富なタンパク質と脂肪、強い甘みが特徴で、10粒並べると6寸になるほど大きいことから、「十六寸(とうろくすん)」と呼ばれることもあるそう。

地域性が強くて生産量が限られているため、「幻の大豆」とも呼ばれており、特にその枝豆は10月上旬の短い期間しか出回らない希少なもの。
我が家でも毎年必ず購入しています。

身延町にある道の駅しもべでは貴重なあけぼの大豆を使って「寒仕込み味噌造り体験」を毎年開催しています。

私も毎年味噌づくりをしていますが、こちらで行うのは2回目。
自宅用に少量で作るより、大量に作ったほうが美味しいような気がするのは私だけではないはず!
同じように仕込んだはずなのに、それぞれ味が違うのも、味噌づくりの面白いところですよね。

まずは大鍋で煮た大豆をあげ、専用の機械でつぶします。

続いて台に広げて冷まします。
大豆が熱すぎると麹菌が死んでしまうので、しゃもじでほぐしながらうちわで仰ぎ、しっかり冷まします。

これが一人で仕込む量の大豆2キロ。

続いて塩と麹を加えます。
山梨県では麦麹と米麹を混ぜて作る「甲州味噌」が主流。
この日も2種類の麹を使いました。

途中でぬるま湯を加えながらしっかり練ります。この作業が結構大変!
味噌玉を作って容器に投げ入れ、表面を平らにならします。

表面に塩を振り、密閉して完成です。

その後は土蔵で大切に保管します。
秋の蔵出しイベントまでまでの管理はおまかせし、「美味しくなあれ」と念じながら別れを告げました。

その後はお待ちかねのお昼ご飯。
寒仕込み味噌造り体験には、山梨の郷土料理「ほうとう」が付きます。
手作りの無添加こんにゃくやお漬物などもいただきました!

頑張って作業したので、お腹もペコペコ。いただきまーす。

こちらの体験はあけぼの大豆だけでなく身延の秘蔵っ子「青大豆」で行う日もあり、両方作って食べ比べる人もいるそう。

次回は青大豆でやってみようかなぁ。

ちなみに、枝豆収穫期には、あけぼの大豆収穫体験も行っています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

●身延町商工会
http://minobu-shokokai.jp/

●道の駅しもべ
http://michinoeki-shimobe.com/
山梨県南巨摩郡身延町古関4321
0556-20-4141

山梨県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ・パンアドバイザーの村上由実でした。

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