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万ノ記子(マンノノリコ)です。
寒さが一段と厳しくなってくる1月。甘味をグッと凝縮し、イチゴが1番美味しくなるシーズンの到来です。今回は奈良県へ足を伸ばし珍しい白イチゴと県外ではあまり見かけることがない真っ赤に輝く宝石のようイチゴをご紹介いたします。
今回お伺いしたのは奈良県葛城市のいちごのたつみ・巽祐輔さんと奈良県大和郡山市の佃農園・佃善憲さんのハウスです。
巽さんは高設水耕栽培。
佃さんは昔ながらの土耕栽培です。
全く違う栽培方法ですが共通することはお二人とも甘味と酸味が絶妙な宝石のように輝く艶々の美味しいイチゴを作られること!
こちらの白イチゴは就農4年目の巽さんが育てる新品種パールホワイト
葉っぱの色も花の色も赤いイチゴと全く変わりません。
研究者を含めた巽さんと数人のグループで開発され、掛け合わせ品種は極秘。今は巽さん達のグループ以外栽培できない品種で収穫したパールホワイトは大阪中央卸売市場に全て納品されています。
農薬もほぼ使わず育てられているパールホワイト。見極めにくい収穫のタイミングは果肉の表面にほんのりピンクを感じる時だそう。
柔らかい食感で酸味が少なく甘い香りがとても強いパールホワイト。切ったら中の果肉も真っ白です!
対照的な赤いイチゴは奈良県特産の古都華。
箱のデザインにもこだわりブランディングされた巽さんのPREMIUM KOTOKAは豪華な箱に入り極上のプレミア感!!
大粒で酸味も甘味も絶妙。食感も味もよいのはもちろんですが何よりも高級感がありますね!
古都華とパールホワイトの詰め合わせも人気だそうです。
違う品種が1パックに入っているのも珍しいですよね。
パフェのような可愛いパッケージも。
イチゴはパック売りという概念を覆す斬新な発想に驚きました。
他にも淡雪という品種の白イチゴも栽培されています。形が不揃いな訳あり商品は形のよい秀品と味は変わらないのでお得ですと仰っていましたよ。
オレンジっぽい淡雪をカットすると中の果肉もほんのり可愛いピンク色。淡雪も人気の白イチゴです。
紅白でおめでたいので贈答用にもぴったりですね。
さて、こちらは真っ赤に輝く宝石のようなイチゴ・佃さんが育てるあすかルビー。
畑であすかルビーを食べると驚くほどジューシー!果汁が滴り落ちるほどです。
甘味・酸味もあり土耕栽培特有の味の濃さを感じました。
あすかルビーは一株にたくさんの花を咲かせ収穫量は多いようですが、水分量があまりにも多いため流通に耐えられず奈良県外では大阪と神戸などの近郊しか出荷されていないそうです。
直売所にもたくさんのお客様が佃農園の美味しいイチゴを求めて買いにいらっしゃいます。
このシーズンは朝から晩まで収穫したイチゴのパック詰め作業!
人気品種の古都華も土耕栽培で育ててらっしゃいます。
土作りにも手間暇かけられ畑でスクスク育った古都華。甘味・酸味・食感がとてもよい本当に美味しい古都華でした!
あすかルビーに比べると花の数は少ないですが5月の中旬頃まで花を咲かせ収穫・出荷が可能だそうです。
佃さんは70年続くイチゴ農家の3代目。奈良7号と呼ばれていた頃からあすかルビーの栽培をされており、また奈良8号と呼ばれていた頃から古都華も栽培されているそうです。
イチゴは先が甘いので、ヘタを取ってヘタ部から食べていくのがお勧めです。選ぶ時はぜひ四角っぽいイチゴを選んで下さいね。今年の冬は風邪予防にぜひイチゴでビタミンチャージして下さい。
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万ノ記子(マンノノリコ)でした。