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あけましておめでとうございます!
富山県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニア食育マイスター
明野 依里佳(あけのえりか)です。
今年も富山の野菜・果物の魅力をお伝えできるよう頑張ります。本年もよろしくお願い致しますm(__)m
皆さんは、年末年始をどのように過ごされましたか?この時期は、いろんなイベントがあり、いつも以上に美味しいものをたくさん食べたり飲んだり…という方が多いのではないでしょうか?
さて、1月7日は人日の節句。朝に七草粥を食べる風習がありますね。これは平安時代に中国から伝わったといわれ、七草粥はお正月のごちそうで疲れた胃を休めたり、一年の無病息災を願う意味もあます。
春の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)の7種類です。ビタミンやミネラルを多く含む旬の野菜ばかりですね。
私は毎年、富山市の山間にある『富山県自然博物園ねいの里』で、七草を購入しています。こちらは、富山の大自然を学び、満喫できる場所。こちらの七草は、ここで自生したり、栽培されたものです。私が訪ねた時、職員の方たちが総出で、販売用の七草の仕分けをされていました。七草が種類別にずらっと並んでいるのを見ると、まるで八百屋さんのよう。
こちらでは販売用の七草を200パックほど用意されていて、収穫したばかりの新鮮な七草を購入できますよ。
早速、我が家でも七草粥を作りました。
こちらは定番のもの。ねいの里の職員の方に教えていただきました。最後に少し味噌を加えるのがポイント。七草の臭みが消えるので、七草粥が苦手な方にオススメです。
次は洋風にアレンジしてみました。
~ミルクリゾット仕立ての七草粥~
材料(2人分)
七草・・・・1/2パック
ごはん・・・お茶碗2杯分
水・・・・・300cc
牛乳・・・・100cc
スライスチーズ・・・2枚
味噌・・・・小さじ1/8
粗びきコショウ・・・適宜
作り方
1.七草は洗って、サッと塩茹でする。水を絞り、細かく刻む。
2.鍋にごはんと水を入れ、中火で煮る。煮立ったら弱火で5分煮る。牛乳を入れ、3分煮て、スライスチーズと味噌、刻んだ七草を入れて混ぜ合わせる。
3.お茶碗に盛り、お好みで粗びきコショウをふる。
ミルクリゾット仕立てにすると、子供でも食べやすいです。
今年の富山は例年より暖かかったせいかスズナやスズシロがたくさん収穫できたそうで、お土産もいただきました。
こちらを使って、富山の郷土料理、「かぶらごき(別名:いろとり)」を作りました。
カブの葉と茎は細かく刻み、先端部は5mm程の厚さに切ります。こちらをサッと茹で、自然に水気をきり、ダイコンおろしに、しょう油を加えて和えたものです。カブの甘味とダイコンおろしの辛味がいいバランスです。
最後になりましたが、今回お邪魔したねいの里では、七草をお求めになるお客様に喜んでいただけるよう、職員の方々による手作りの昔懐かしいおもちゃもご用意されていました。
私も、初☆羽子板を思い切り楽しんできましたよ。
近年では、1月7日に七草粥を食べる風習が薄れてきていますが、年末年始の疲れた胃を休めるためにも、七草粥はいかがですか?忙しい朝でなくても、夕飯に召し上がっても結構です。ぜひ、お試しくださいね。
ちなみに、富山市呉羽山にある「豊栄稲荷神社」では、1月7日に七草神事が行われます。みんなで「七草の歌」を唄い、神主さんがトントンと大きな音を立てがら包丁でたたいた七草でお粥を作ります。実は私もまだその様子を見たことがないので、ぜひ参加してみたいです。
富山県のまつのベジフルサポーター
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明野 依里佳でした。