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皆さまこんにちは
石川県のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの本田智世です。
加賀野菜の一つ、鮮やかな赤紫と緑の コントラストが美しい『金時草』
生産者の西さんの圃場をお訪ねしました。
石川県民にはとても身近な野菜 出荷時期は6月下旬~11月中旬です。
葉の裏の鮮やかな赤紫色が「金時芋(キントキイモ)」に似ていることから『金時草(キンジソウ)』と呼ばれるようになりました。
熊本県の「水前寺菜(スイセンジナ)」が石川県に伝わり加賀野菜の一種となりました。
この葉の紫色はポリフェノールであるアントシアニンで、抗酸化作用などの健康効果が期待できます。
葉を茹でて、酢の物で食べるのが定番ですが、このきれいな紫色を生かしたお料理を西さんの奥さまに教えていただきました。
金時草とその茹で汁を使ったところてん
夏場はゼリーやジュースも美味しいよ
打木赤皮甘栗かぼちゃ、出荷が始まった 五郎島金時・加賀れんこんも使って加賀野菜のてんぷら。 金時草はかき揚げにも
茹でた金時草で彩きれいなちらし寿しにもなります。
金沢では給食にも出るんですよ。
金時草は苗を購入するか、食用の茎つきで挿し木にできます。
西さんからいただいた金時草を挿し木してみました。
枝先を切り、水や土に挿しておくだけでOK
葉を3つにして挿し木するのがポイント
暑さには強いですが、乾燥には弱く湿気がないとしおれてしまいます。
今年の夏は雨が少なく大変だったが、最近、良くなってきたと おっしゃっていました。
収穫は、朝露・夜露のある間にします。
夏場は朝4時から、すべて手作業で行います。
西さんの圃場は土も良く、山間部にあり半日日が当たり、半日陰になる。
金時草には最高の自然条件です。
生育適温は20~25度
西さんが育てた金時草は主に東京に出荷されています。
加賀野菜ブランドを守るためにとても厳しい基準で収穫した金時草を選んでいらっしゃいました。
我が子のように慈しみ育てるご夫妻から、 伝統野菜を守り、伝えていく大切さを教えていただきました。
ありがとうございました。
石川県のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの本田智世でした。