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大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(マンノノリコ)です。
大阪府の東部に位置する人口約27万人の都市八尾市。大都市である大阪市に隣接する都市でありながら実は昔から農業が盛んな町でもあります。今回は私の生まれ育った八尾市の農産物とベジフルフラワーをご紹介いたします。
秋晴れの爽やかな朝小規模ながら農業を続けていらっしゃる辻中勝美さんの畑を訪問させて頂きました。
広い畑ではありませんが、八尾市の特産品で有名な若ごぼう・枝豆・菊菜など中心に、少しずつ色々なものを栽培されているのが特徴です。
まずはイチジク。こちらの畑では白イチジクを栽培されていました。
名前の通り完熟しても皮が赤くなりません。しかも皮が薄く剥かずに皮ごと食べられる手軽さが人気だそうです。その上、味が濃厚で甘い。
流通には弱く、スーパーで見かけることは少ないですが、まちの駅・畑のつづきなど直売所で購入することができます。
プルーンも栽培されていました。
普段は加工されたプルーンしか見る機会がないので結構大きい実に驚きました。
野菜では花オクラがありました。
オクラの花同様美しい大きな花びらをしています。こちらの花オクラはトロロアオイとも呼ばれ、オクラと同じアオイ科ですが、実を食べず花を食べる品種です。
さっと湯通しし甘酢漬けにして食べるのが主流でねっとりとした食感です。
お酢に漬けると綺麗なピンク色になりますよ。
初めて畑で出合ったバナナピーマンにも感動。
こちらのバナナピーマンは細長い形で白に近い薄黄緑色をしています。熟すにつれ薄いクリーム色になり、完熟すると緑色のベル型のピーマン同様真っ赤になります。
厚みのある果肉で苦みが少なく、甘味がしっかり感じられるのでサラダなど生食にもむいています。
露地物は10月頃まで楽しめるそう。
頂いた色々なピーマンでベジフルフラワーを作りました。
ベジフルフラワーとは野菜・果物をブーケやオブジェに仕立てたアートであり、野菜・果物の新しい文化です!!
作って楽しみ、見て楽しみ、贈っても喜ばれるベジフルフラワー。もちろん目で楽しんだ後食べることができます。皮に傷があったり曲がってしまっていてもそれは野菜・果物の個性です。その個性を活かしてベジフルフラワーを作成することで規格外品としてはじかれてしまった野菜・果物に付加価値が加わり商品価値を生み出すことができると注目されています。
今回のベジフルフラワーも制作を楽しんだ後、お料理を楽しみました。
野菜の味を感じられるようシンプルにいろいろピーマン炒め
食卓にベジフルフラワーを飾りながら調理された野菜を食べることで子供たちも野菜・果物の元来の色や形に興味を持ち新しい食育にもつながるのではないでしょうか。
いろいろな野菜・果物を育てていらっしゃるこちらの畑も数年前半分敷地を売却しさらに小規模農業になったそうです。理由は高齢化により畑の維持が困難になってきたからということでした。就農者の高齢化問題や農業を次世代に継承していく難しさがここにもあります。
都会と田舎の風景が入り交じる歴史のあるまち・八尾市。地元の畑の野菜・果物に触れ、このような素晴らしい野菜・果物を育ててらっしゃる畑をこれからも守って、のどかな畑の風景も残る町であってほしいと改めて感じました。
大阪府のまつのベジフルサポーター 、野菜ソムリエ 、ジュエルフルーツクリエイターの 万ノ記子(マンノノリコ)でした。