先日、まつの菅平集荷センターへ行ってきました！

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標高1300〜1500mに広がる菅平高原、
この日は一面濃霧に覆われ、空気が冷んやりとしていました。

日中と朝晩との気温差が激しい菅平高原では、
季節の変わり目には霧が多く発生するそうです。
しかも、もうすでに2回も霜が降りたと聞いて驚きました！


だんだんと冷え込みが厳しくなり、
冬の足音が聞こえ始めた菅平高原ですが、
まだまだレタスは出荷が続いており、
センターにはずらりと玉レタスのコンテナが並んでいました。




さらに、新たに収穫したレタスが到着！
この時季は寒さに強い品種を植えてあるので、
シーズンも終盤とはいえ、まだまだセンターはフル稼働です。






収穫後、切り口を水で洗い流すため、
変色することなく、きれいな状態のまま出荷できます。



この鮮度を保つため、真空予冷システムを取り入れているのです。
それでも、レタスの出荷量は減りつつあり、
今はキャベツとハクサイの出荷量が増えてきています。



こちらは、まつの菅平集荷センター の
吉川文夫センター長。




まつの野菜女子たちに収穫から出荷までの流れや
保冷庫や真空予冷システムについて説明していただきました。



畑から直送のレタスを前に、まつの野菜女子たちも真剣そのもの。




さて、こちらはセンター前に新設したビニールハウスで生産された
ハーブの一種 チャービル です。





爽やかで上品な香りとフェンネルに似た甘みのある味わいをもち、
肉・魚料理やサラダなどに添えられます。
菅平高原産のチャービルもしばらくは出荷が続きそうですね。



ところで、今年の夏は全国的に雨が少なく、
菅平高原でもレタス、キャベツ、ハクサイが豊作でした。
まさに「干ばつに不作なし！」という
松野社長のお言葉通りのシーズン。

しかし、豊作ゆえに価格が下がってしまい、
出荷調整が行われ、廃棄せざるを得ない状況に…
中曽根農場さんは契約栽培がメインとはいえ、
やはり市場価格の影響を受けていたそうです。

たくさん収穫できるので、大量に出荷するものの、
収入につながらないという辛い現実。
野菜の廃棄処分を余儀なくされる生産者さんもいたそうです。

大切に育てた野菜を自分の手で廃棄しなければならないなんて…
私は胸が痛むばかりでした。


でも、中曽根信義さんは、

「やっぱりなんでもいろいろな品目をつくっておくべき。
そして、毎年ずっと繰り返し地道に作り続けることが大切」

と、笑顔で語ってくださったのです。

50年以上も菅平で農業を営んできた中曽根さんの前向きな言葉は
私の心に力強く響いてきました。
長年、自然を相手にする農業に従事しているからこそ、
このようにたくましくおおらかでいられるのでしょうね。


毎年10月に1度は雪が降るという菅平。
野菜が出荷されるのもあと残りわずか…
来年も菅平高原産の新鮮な野菜を
全国にお届けできるよう心から願うばかりです…