<< 前のページへ   次のページへ >>
2014年 2月 26日 (水)

発芽野菜の世界へようこそ!【株式会社サラダコスモ】〜前編

by ジュニア野菜ソムリエERI



記録的大雪に見舞われた山梨県。
私たちは元の生活に戻りつつありますが、
北杜市内でもハウスの倒壊が多々あったようで、
生産者の方々はその深刻な被害に
頭を悩ませていることと思います。

「農林水産省は24日、
倒壊したビニールハウスなどの再建、
補修の費用を約3割助成するなどの
支援策を決めた。
被災農家に貸し出す
日本政策金融公庫の融資を
5年間無利子とする。
一方、山梨県内で大雪による
農業関連施設や農産物などの被害が、
少なくとも70億9100万円に上ることが
同日、県のまとめで分かった。
過去最悪だった1998年1月の大雪時を約2割上回る。
損壊した山梨、甲府両市の
JA共選所の被害額は含まれておらず、
総額はさらに膨らむ見通し。」
(山梨日日新聞 2014.2.25 より抜粋)



今月15日の朝、
玄関のドアを開けた瞬間、
目の前の雪の壁に愕然としたことを
私は一生忘れないと思います。

1m50cmを越える雪の中、
自宅が孤立状態だった時は、
不安が募るばかりでした。


そんな我が家の食を支えてくれたのは
雪が降る前に届いた
たくさんの発芽野菜



これらの発芽野菜を生産しているのは
岐阜県中津川市
【株式会社サラダコスモ】さん

http://www.saladcosmo.co.jp/

株式会社まつの
長年お取り引きをさせていただいており、
現在も野菜を仕入れております。


1955年からもやしの栽培を開始し、
添加物や漂白剤を使わないもやしを開発。
その後、かいわれ大根やアルファルファなど、
徐々に栽培品目を増やし、
現在は15種類のスプラウトを生産しています。

コンセプトは
「安全・安心をテーマに
農薬や化学肥料を基本的に
使用しない栽培に挑戦。
食生活のお役に立つ
スプラウト(発芽)野菜の製造・販売 」


また、教育型観光生産施設【ちこり村】
http://chicory.saladcosmo.co.jp/
を運営し、
「アンディーブちこりの国産化を通して、
食糧自給率の向上、休耕地の有効利用、
高齢者の雇用、地域活性などに貢献する
事業を行っています」とのこと。
(HPより抜粋)


化学肥料は使わず、恵那峡の天然水と
モンゴル産天日塩のミネラルのみで
栽培しているという
スプラウトを食べ比べたい!
…と思い、今回、お取り寄せをしてみました。



まず、こちらはお馴染み【かいわれ大根】



双葉の形が二枚貝の開いた姿に似ていることから
「貝割れ」と呼ばれるようになったそう。
ピリッとした辛味が
サラダなどのアクセントになりますね。



【ブロッコリーの新芽】



ブロッコリーの種子を発芽させたスプラウト
シャキっとしており、
辛味がなくマイルドで食べやすい。
身体の抗酸化力や解毒力を高める
フィトケミカル「スルフォラファン」
が豊富に含まれています。



【アルファルファ】



「ムラサキウマゴヤシ」という
牧草の発芽野菜です。
牧草?…って、驚きですよね。
でも、ビタミンやカリウム、食物繊維を
たっぷり含む栄養豊富なスプラウトです。
クセがなく食べやすいので、
子供たちにも好評でした!



【おくらの新芽】



ネバネバ野菜の代表格【オクラ】
胃腸を保護するという
粘り成分のムチンが豊富です。
通常、夏にしか出回らないのですが、
通年食べられるようにと
スプラウトで提供するようになったそう。

オクラのスプラウトは珍しいですね。
茎には産毛があり、葉も粘りがありますよ。
生食よりも炒め物やお浸し、鍋料理などで。



【ささげ菜】





小豆に似た赤い皮が特徴のササゲ。
その種子を発芽させた
スプラウトの【ささげ菜】は、
つるなしの品種を使用しています。
しっかりとした茎と大きな葉が特徴。
生食向きではなく、
お浸しやスープ、炒め物など、
加熱して味わうのが良いようです。



【空心菜の新芽】






茎が空洞になっていることから
その名がついた【空心菜】
カルシウムやカリウム、鉄分が豊富な野菜ですが、
スプラウトが商品化されているとは驚きました!
生のままでも食べられますし、
火の通りが早いので、
さっと炒めても美味しく味わえます。
クセが無く食べやすいスプラウトです。



【赤ラディッシュの新芽】



茎の鮮やかな色が美しい
【赤ラディッシュの新芽】は、
お料理の彩りにピッタリのスプラウト。
カイワレ大根と同様に辛みがあるので
サラダのアクセントになりますね。




<< 前のページへ 次のページへ >>









RSS