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2009年 8月 11日 (火)

青森産地視察報告

by トマトラヴ

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葉っぱにカビによる病気の発生しているものがいくつか見られました
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後ろが部会長の吉田さん。手前が副部会長の森さん
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横一列にトマトの玉がそろっています。トマトが上手な証拠です。
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A青森東つがるトマト部会

津軽半島の中間地点。
海岸に立つと、下北半島が目の前に見えます。

こちらの産地のトマトは夏の時期出荷されるトマトですが、甘い中にも適度な酸味とコクがあり美味しいトマトです。

3回ほどこの土地を訪れましたがいつ来てもなぜか曇天。更にこの時期は冷たい北東風の「やませ」が吹いており、夏なのに、とても肌寒い印象。

部会長の吉田さんと、副部会長の森さんにハウスを案内してもらいました。

今回もあいにくの雨模様。空は暗く、海も荒れていて暗い印象。

「いつも来ると曇天で、青空を見たことがない。何か呪われているようだ」と話したら「特に今年の夏は記録的な曇天。過去最高の日照不足になるのではないだろうか。」と。

確かに日照不足についてニュースなどでも取り上げられています。

曇天続きは、病気の発生が一番心配。

ハウスのトマト見ていくと、日照不足によるカビの発生からくる病気があちこちに見られました。

へたの部分からカビが発生してしまったり、おしりの部分についたしおれた花にカビが発生し、そこから病気になったりします。

しかし近年は、カビの病気に抵抗性のある品種が開発されており、
産地でもその品種を使ったり、納豆菌の仲間を利用した殺菌剤による
微生物での病気の防除などを行っています。
(微生物を使うことにより、化学農薬の使用を削減しています。)

A青森東つがるトマト部会は、昨年農協の合併があり近隣の農協と統合しました。

しかし、特別栽培でトマトを作っていたのはよもぎたの地域のみ。

統合されたほかの産地は、今期から特別栽培に取り組む産地です。

このため、栽培技術の差や、ブランド力などの面で、完全にトマト部会として統合することにまだ後ろ向きのようで、各部会それぞれがまだ今までの流れで出荷先のすみわけをしている状況のようです。

農協の統合というのも、各支所様々な方針、方法、意見があるので大きくなれば良いというものではないということを改めて感じました。

どのハウス見ても、青く大きめの玉が付いていました。
花が落ちてしまう関係で、栄養分が残った玉に行くために大きくなります。
太陽の光がないので玉はまだ緑色がほとんど。
天気になったらある程度まとまって出でてきそうな勢いでした。

以上、ご報告いたします。


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