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2011年 1月 24日 (月)

野菜ソムリエゆりかfrom福岡

by シニア野菜ソムリエゆりか

今日は、みい農業協同組合へ見学へ。
最近悪天候続きであったが、当日は快晴。
徐々に気温も上がり、見学には適した日でありました。


 
はじめに農協の事務所に行き、質疑応答。
今年の野菜の出来具合等、お話していただきました。


野菜の品目は71品目ありますが、
主に葉物系の野菜を中心に栽培しております。
今年は天候の影響で雨や雪で土壌が乾いておらず、
日照時間も少ないという事でやや厳しい状況。
2月後半〜3月が一番出荷が減るそうです。
以前は天候の影響等で玉レタスが急激に高騰した際、
出荷できずに4割も廃棄になった事もあったそうです。

本当にもったいないお話です・・・。



レタスの品種は現在6品種。
毎年品種は変えるそうですが、
今年は「スティンガー」「レイヤード」等。
なるべく病気にかかりにくい品種を使用。
長野県に行き、品種の勉強をしに行ったりもするそうです。





リーフ類を見させていただきました。
ロメイン、玉レタス、ピンクロッサ、
グリーンリーフ、フリルレタス
です。
もう少しで出荷できるようです。




   
続いて「博多小ねぎ」
「博多万能ねぎ」と全く同じものですが、
福岡県あさくらで商標登録されているので、
万能ねぎという名前が使えないそうです。

初めて知りました…。


            
この小ねぎを出荷する際には水洗いし、
一本一本手作業で外葉をはぎます。
3本あるねぎが2本に。
つまり1/3廃棄しているそうです。

廃棄する1本も全く問題なく食べれるのですが、
見た目を良くするため。
若干の傷み具合を遅らせる為なのだと思います。
1/3量となると、毎日大量廃棄する事になります。
「この1本を規格外野菜で売る」
外葉もついたままでいいという所では「そのまま出荷する」 
のような手立てが打てないでしょうか?と考えます。



最後はラディッシュを見せていただきました。
タイミング良く、ちょうど収穫作業の時間でした。
何かな?と思うと・・・
皆さん、輪ゴムを足に巻きつけています。
収穫したラディッシュを綺麗に束ねる為の輪ゴムでした。



新鮮な掘り立てラディッシュ。
まるで真っ赤なトマトのように輝いていました。
今が一番美味しい時期のラディッシュ。
みずみずしく、そして、とても甘かったです!
葉っぱごと生でボリボリ食べれます。
彩りが綺麗ですので、
ラディッシュを加えるとが料理が本当に映えます。
スーパーに陳列してあるラディッシュを考えてみると、
こんなに葉っぱが生き生きして
新鮮なものを始めて食べたような気がします。

12月のクリスマスは大変出荷量が多かったそうです。



〜ラディッシュの生産者さんより〜
大量に作りすぎた際、また蕪の大小で規格外商品になってしまった際。
何か手立てはないでしょうか?と申しておりました。
大量に出来てしまった際の
どこかに回せるようなルートがあれば助かるのではと考えます。
ラディッシュは高級なイメージがありますが、
規格外商品として、少しお安く流通できれば、
使用したいという外食店が出てくるかもしれないと思いました。


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