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2011年 6月 6日 (月)

今週の輸入フルーツ情報

by ちゃーりー


【カリフォルニア産チェリー】
収穫のピークを迎えたビング種は6/3から雨が続いており、
これから入荷してくるものに、実割れや潤みを懸念しています。
“シーズン惨敗の危機?”と伝えてくる商社もあるほどです。
引き合いの強い韓国、中国が買い支え、低調な日本向けに相場がこなれてきません。


【中国産ライチ】
妃子笑(緑皮)・白糖衣(赤皮)とも
6/7から船便がスタートし数量も増え、旬の味として展開していけます。


【台湾産マンゴ】
国産と同じアーウィン種がエア便で入荷しました。
果皮全体が赤く色づき、売場で映えそうです。
船便が始まるとサイズも豊富になります。
現地は前年2割増の輸出を目指しているとか…。


【グレープフルーツ】
今年のフロリダ産グレープの輸入量は540万ケース
最盛期の3〜5月が肌寒く、震災も重なって動きが鈍く、
前年比15%減となりました。
小玉以外のルビーは、南アフリカ産に移りました。
ホワイトは今月中旬までフロリダ産でまかなえそうです。



【メイヤーレモン】
NZ産メイヤーレモンは6/18から販売スタート予定です。
メイヤー果汁でドレッシングにしたり、魚介マリネも相性抜群です。
産地の夜温が下がらず、色付きが悪いため初荷は少ないので、
事前注文をお待ちしております。

【バレンシアオレンジ】
小玉になりやすく、88玉中心。
56玉は1割にも満たないです。
今年は産地の気温が低く、リグリーン
(回青現象のことで、樹上で熟した果実が、
高温にさらされると葉緑素を再吸収し果皮が青みがかる)
の心配が少ないことにホッとしています。
今月いっぱいは色づけのためのガス掛けを行わない、
棚もちのよいフルーツが入荷します。


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