2010年 5月 11日 (火)
たけのこ
by トマトラヴ
色白で高級品の京たけのこ
千葉のたけのこ
根曲がり竹
すらりと伸びた真竹
同じたけのこでも違いがあります。
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春の野菜の代名詞
たけのこ
普段食べるたけのこは孟宗(もうそう)竹のたけのこ。
ブランド物としては京都の京たけのこが有名です。
京都のたけのこは粘土質の土壌で育った色白で、緻密な肉質が特徴。
甘い香りとホロホロっと崩れるような上品食感があります。
もちろん東京の近隣でもたくさん産地があり、千葉や茨城などでも収穫できます。
この時期、週末はたけのこ掘り。
なんて人も多いのでは....。
この時期出回るたけのこには、孟宗竹以外にもスレンダーで長い真竹(まちく)や、小さく筆のような細さの根曲がり竹、破竹(はちく)などがあります。
若竹煮
たけのこごはん
木の芽和え
土佐煮
などなど調理法は様々
たけのこは産地違いでどこまで味に差があるのか?
ということで
京都(京たけのこ)
山形
石川(加賀たけのこ)
東京
千葉
を食べ比べ。
同じたけのこでもこんなに差があるのか。と思う程個性豊か。
少しずつ色や食感、かたさや、香り、エグミなどが違います。
京たけのこは甘いとうもろこしのような香りと、緻密な肉質でとても上品な味。一口食べるだけで高級な感じがしました。
千葉や東京など近隣のたけのこは昔から食べ慣れている味で、安心する味。
硬さやスジっぽさなどは食べる部位によってもかなり差があります。
食べ比べを何人かで行うと、人それぞれ馴染みや好みによって感じ方が違うので面白いです。
自分が「これは苦手かも..」と思ったものも「一番美味しいかも!」という人がいたりかなり様々。
しかし、どの産地のたけのこでも、言えるのは、たけのこは、掘ってから下処理(ゆでる)までの時間が短ければ短いほどエグミが少なく美味しく食べることができます。
もう少しで時期も終了となってしまいますが、季節を味わう旬の食材。
最後まで美味しく食べたいものです。
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