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2013年 4月 19日 (金)

苗の作成【4月19日 川内村植物工場便り】

by KiMiDoRi研究室

こんにちは.KiMiDoRiの兼子です.
現在,植物工場では装置の試運転も兼ね,竣工式用の苗を作っています.




これは発芽庫です.人が入れるくらいの大きさの冷蔵庫みたいな装置で,中の温度調節と加湿が出来るようになっています.ここに2日ほど種子を入れておくと…



こんな状態になります.
ここまで根が出てきたら明るい栽培棚へ移動します.



本植物工場は完全人工光型ですので,栽培はすべて蛍光灯,あるいはLEDの下で行います.
完全人工光型植物工場の強みはなんと言っても多段の栽培棚です.太陽光型では,もちろんこんな棚は作れません(影の部分が出来てしまうため).

本植物工場の栽培室には8段,育苗室には10段の棚があります.

棚すべてに蛍光灯,あるいはLEDが備えられており,すべてつけるとかなり眩しいです.
光量は,晴天時よりは弱いですが,曇りの日の野外よりは倍くらい多いです.
は,光合成のためには絶対必要なので,そこは惜しみなく光らせます.とはいえ,できるだけコストは下げたいので,実際は電気代の安い夜に昼間の状態に,日中は夜間の状態に設定する事になります.


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