<< 前のページへ   次のページへ >>
2013年 4月 22日 (月)

工場前の巨大タンク【4月22日川内村植物工場便り】

by KiMiDoRi研究室

こんにちわ!KiMiDoRiの兼子です.
植物工場の外構工事がだいぶ出来てきました.本格始動ももうすぐです.

ところで…この植物工場の前にでーんとそびえ立っているタンク,なんのタンクだと思いますか?


この中には液化炭酸ガス,つまり二酸化炭素が入っています.これは何に使うのかというと,温めてガスにしたものを栽培室内に送り,植物に与えるものです.

植物は二酸化炭素から炭水化物を合成(光合成)します.植物が成長するためには二酸化炭素が必要ですが,野外の植物は空気中の二酸化炭素を使って正常に生育しています.
空気中にあるものをなぜ,わざわざさらに与える必要があるかというと,大気中の二酸化炭素濃度が植物にとって充分と言えない場合があるからです.

効率よく植物を生産するためには,空気中の二酸化炭素濃度を高める必要があるのです.植物工場は閉鎖空間内で植物を栽培するので,部屋内の二酸化炭素濃度を比較的容易に制御できる利点があります.
二酸化炭素をたくさんあげるだけで植物の生育が高まるか,というとそれだけでは駄目なのですが….話が長くなってしまいそうなので詳しくはまた別の機会に!


*お知らせ*
福島民報にKiMiDoRiの紹介記事が掲載されました!
今を生きる 新たな農業に挑む オープンへ準備着々
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/04/post_6947.html


<< 前のページへ 次のページへ >>









RSS