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2012年 4月 3日 (火)

トマトが美味しくなる秘訣in群馬

by archives

こんにちは。

久しぶりの更新をします。
あおいです。
入社半年目になりました。

まだまだ日々奮闘中です!!

さて・・・
今回 群馬県 多野藤岡
にいってまいりました!!


群馬県多野藤岡といえば・・・

『ふじ娘』
のトマトが有名です。

まつのに
いつも美味しいトマトをお届け頂いております。


ところが、最近の寒さなどの影響により
全国的に空洞のトマトが発生し、
状況が芳しくありません。


夏秋トマトを栽培している
私の実家では、
極度の寒さはなく、
日照不足などの影響も少ないため
空洞トマトの発生はほとんどありません。

様々な病気は見てきましたが
ゼリー部分の発育が悪いトマトに出会ったのは初めてで
私は衝撃を受けました。


空洞のトマトができるには、様々な原因があります。
主な要因は以下の通りです。

(1)花芽分化期→子室数の減少
(2)蕾充実期→萎れによる花粉減少
(3)開花期→高温による花粉枯死
(4)果実肥大期→日照不足とカリ欠乏

冬は特に日照不足が懸念されます。


全国的な発生をどうにか食い止めるために
今回、たのふじさんの圃場をお借りしての勉強会に
参加させていただきました!!


講師の先生としして、
土壌微生物管理技術研究所技術員、兼、
モスフードサービス農業アドバイザーの
片山悦郎先生
にお越し頂き、
トマトを育てるにあたって
注意しなければならないことを中心にお話を伺いました。


片山先生によると・・・
トマトの体調を診断すれば事前に病気などを防げ、
病気や奇形果の原因を見つけることができるんだそうです。

トマトのことは、
トマトに聞くのが一番!!
ということです。





沢山専門的なお話を伺いましたが、
その中でも私が特に
非常に勉強になったお話をご紹介します。




『光合成』がキーポイント

トマトは光合成ができないとすぐに、実に影響がでてしまいます。
葉や幹でも光合成ができていないことが診断できます。

植物が光合成をする時間帯はで、「水」「光」「二酸化炭素」が必要になります。

光合成をすると、
糖と酸素がつくられます。
糖度の高いあま〜いトマトは光合成が十分にできているトマトなのです。


冬でも植えつけの方向を工夫するなどして
朝日を存分に浴びさせることが先ずは大切なんですね。


このトマトの葉脈は、
朝日を存分に浴びて
光合成をするためにできたものです!
緑色は、葉緑体の色です。

夏休み・・・
実家のトマト畑に入って
お気に入りの白いワンピースが
緑色になってしまったことを
思い出します・・・。


光合成をさせる。
あげる水は四季に応じた温度で調節する。
など、植物の基本さえ忠実に守っていれば、
寒さにも負けない立派なトマトに育つんですね。


これから、種まきをして苗から育てる
私の実家のトマトの栽培にも今回学んだことを
是非、生かしたいと思います。


ちなみに・・・
多野藤岡はハウスが連棟で、
ビニール部分の張り替えを
5年に1度ぐらいの頻度で行っているそうです。


実家では、毎年大がかりな
ハウスづくりから春の農作業がはじまります。
雪の重さでハウスのパイプが折れる可能性もあるため
なかなか連棟にもできません。
豪雪でハウスが潰れてしまう福島からすると
積雪が少ないなかで育てられる環境は
羨ましいかぎりです。


トマトの診断や管理。
育てるにあたって、やってはいけない事についてなど
専門的なことは書ききれないので、
気になる方は機会がありましたら
片山先生の講演を是非聞いてみてください。


春の嵐も去って、
平和島の
咲き始めました。
暖かい日が続いて、
トマトが元気になることを期待しています!!

片山先生をはじめ、モスさん、たのふじの皆様、生産者の皆様、
貴重な機会をありがとうございました。




by ぁぉぃ


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